2日目続き/「抽象論ノート」とはー理系教科の偏差値を爆伸びさせた超有料級情報ー

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「抽象論ノート」とは

理系教科の演習をひと通り終えたあとに

それまでの思考を

体系化し直すためのノートです。

問題集や参考書を解いていると

知識や解法はどうしても

断片的なまま蓄積されていきます。

抽象論ノートは

こうして散らばった知識を順序立て

体系として整理し直すための場所です。

なぜ体系化・フォルダ化(・チャンク化)が必要なのか

理系の問題を解く力とは

長い問題文を

小さなブロックに切り分ける力

いわゆるチャンク化のことです。


たとえば、

「A=aなるAが存在」

という言葉が頭の中で

ひとまとまりのパーツとして

認識できていれば

脳のキャパシティを

他の部分の思考に回せます。

このチャンク化を

どのレベルで行えているかが

そのまま

数学力・理系科目の実力

として現れます。

そして、初見で問題を見た時に

チャンクに区切っていくためには

あらかじめ自分の中に整理された

「フォルダ」が必要です。

文中のキーワードをみて

頭の中のフォルダに

使えるものがないかなって

探していく感じです。

この作業を問題を読む時に

必ずしていくんです。

このフォルダ内の情報一つ一つが

解法そのものであったり

解法のヒントになります。

ここで、問題文を読みながら

フォルダを探していくわけですが

この時に生きてくるのが

「体系」です。

頭の中のフォルダが

意味のある繋がりを持っていると

キーワードから必要な情報を

パッと見つけ出すことができます!!

チャートのような標準問題集で

同じ問題しか解けない状態は

チャンク化の抽象度が

低いままだということです。

演習のときは常に

「この問題文は

 どんなチャンクに切り分けられるか」

を考えながら解き

間違えたときは

「この一問から

 どんなチャンクを抽出できるか」

を考えながら直します。

理系教科は基本的に

この頭の使い方が土台になっています。

参考書を広げてノートに整理する学生の手元

ノートの本質

ポイントは、断片的な解法や知識を

一つひとつバラバラに扱う
のではなく

同じラベルの下に集め

並列・順序の関係として整理する
ことです。

表面上は違って見える問題でも

根っこにあるフォルダは

共通していることがあり

整理していくと手持ちの武器は

それほど多くなくていいと気づきます。

これができると、次の状態に近づきます。

BeforeAfter
問題ごとに
バラバラな解法を暗記
使う解法の数が
意外なほど少ないと気づく
どの解法を使うか毎回迷う「この条件ならこの手法」
と合理的に選択できる
一冊丸ごと
復習しないと不安
テスト前は
ノート1冊の見直しで済む
ノートに知識を分類して書き込む様子

作り方

抽象論ノートは

新しいことを覚えるためのノートではなく

すでに持っている知識を

組み替えるためのノートです。

手順は次の3つです。

▪️1.素材は既存の問題集・参考書。

 新しいネタを探すのではなく

 「解いたことがあるが

  解法の必然性を

  理解しきれていない問題」

 を整理していく。

 整理したのちに

 目で解ける、見た瞬間に解法が浮かぶ

 段階まで習熟させる。

▪️2.同一ラベルで括る。

 同じテーマ・同じ発想の解法を集め

 並列(条件次第でどちらか)か

 順序(この手順のあとにこの手順)か

 を整理する。

 バラバラだったフォルダが
 
 ここで一つの体系にまとまる

▪️3.定期的に見直す。

 作って終わりにせず

 他の演習で間違えたときの

 復習先として使い

 修正・アップデートを続ける

良いノートの判断基準

ノート作成が成績につながっているかどうかは

次の5つの基準で確認できます。

基準
①ノート作成の過程が
 思考の整理そのものになっている
②たまにでも見直され
 修正・アップデートされる
③問題集の一問一問のあいだに
 つながりができている
④ベースにした問題は
 見た瞬間に解法が浮かぶ段階にする
⑤他の演習で間違えたときの復習先が
 そのノートになっている

この基準を満たしていれば

ノートは体系として機能しています。

逆に、作ること自体が目的化していたり

一度作って終わりになっていたりする場合は

時間をかけている割に

成果につながりにくい状態です。

実例:実際の抽象論ノートより

受験期に実際に作っていたノートの抜粋です。

手書きの走り書きも多いですが

それぞれ

「何が同じラベルの下に集められているか」

に注目して見てみてください。

数学については

実際にこのノートに当てはめて

数学の問題を解説しています。

→ Instagram (@local_to_med) で公開中

数学



1の立方根ωについて、
定義・性質式・図形イメージ・
計算上の注意点を一枚に集約。
「ωが出てきたら見る一枚」として
同一ラベルの下に情報を集めている。



体積計算の手順を、
イ)外側−内側
ロ)長方形近似→バームクーヘン評価→極限→積分(順序)
ハ)区分求積

という並列で整理。
個々の数値ではなく流れを
抜き出している。

Σ・∫・limという別々の単元の記号を「1文字ずつしか計算できない」という共通性質で同一ラベル化。見た目でなく扱い方の構造でグループ化する例。


個別の演習で得た気づきを
問題から切り離して一般化している。
分野に関係なく、
演習中に気付いたものなどを
順番にストックしている。

化学

構造決定の手がかりを
「情報の種類」「分子式からの暗黙情報」
など、抽象化してまとめている。
解答の手がかりをストックしていくことで、
「この中のどれかを使えば絶対解ける」
という状態になる。

滴定曲線と各pKでの構造変化(A⁺⇔A±⇔A⁻)
を図として一体化し、
視覚的なフォルダとして記憶する工夫。

物理

球殻の電場問題を
「貫通」「一様電荷に囲まれると電場0」「静電遮蔽」
の3パターンに分類し並列整理。
設定が違ってもどの分類に当たるかで判断できる。

抽象論ノートがあると何が変わるか

抽象論ノートが仕上がっていると

テスト前の見直しが格段に楽になります。

問題集を一冊丸ごと復習し直す必要がなくなり

体系化されたフォルダと

選択基準を確認するだけで

手持ちの武器と使い方を

思い出せるようになるからです。

ただし、抽象論ノートを作ったからといって

それだけで合格が保証される

わけではありません。

演習と体系化のバランス

を取りながら進めていきましょう。

🎯今日からできる一歩

まずは1単元、

得意な範囲や苦手な範囲から

既存の問題集を見返して

同一ラベルで括れそうな知識を探す

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